八ヶ岳前衛 大泉山 (1115.2m) 2011年6月25日

所要時間 8:31 畑−−8:43 大泉山−−8:52 畑

概要
 山頂南東側側の畑から登る。斜面は藪皆無で踏跡があり難なく登れる。多留姫の滝方面に延びる尾根に合流すると明瞭な道あり。山頂は頭上のみ開け展望はなく山頂標識もない


 茅野市街のすぐ東側に大泉山と小泉山という小さな山がある。八ヶ岳前衛と言っていいのか何とも微妙な位置関係だが、どこかの山の帰りがけに立ち寄るのに適度な山だ。今回は八方台が軽すぎて時間がたっぷりあるので、手近な大泉山と小泉山に登ってから帰ることにした。天候は回復傾向らしく薄日が差してきたが、市街地に近づくと気温が上がって湿気も多く体を動かすと汗だくになりそうだ。まずは大泉山に向かう。

南東側から見た大泉山 この突き当りから登る

 登山道があるか知らないので最短距離で登ろうと大泉山の東側からアプローチ。山麓に一番近い車道を通ったが、ざっと見た感じでは登山道はなさそうだったので適当な斜面に取り付くことに。山頂南東側に僅かに突き出した尾根末端付近の畑に草ぶれた道があり、山の中に吸い込まれているのを発見してここから登ることにした。邪魔にならない路肩に車を止めて歩きだす。

斜面に突入 籔無し植生で楽に歩ける

 車道から畑の中を歩き、斜面に取り付くと廃林道化した道が上に上がっていた。すぐに車道は地面に吸い込まれて消えるが、踏跡が続いていた。植生は関東の1000m級と変わらず、コナラ、ミズナラを中心とした落葉広葉樹林に赤松が混じっていた。地面付近の籔は皆無で踏跡が無くても全く問題なし。

尾根に出ると道あり なだらかな尾根を辿る

 上部で踏跡は尾根を外れて左側に逃げていくが、まっすぐ方面も何となく踏跡があるし籔は皆無で適当に登る。尾根に出ると明瞭な道が登場、末端がどこに出るのかは不明だがそれなりの道があるようだ。この先はほとんど傾斜は無くなり緩やかに登っていき、最後に少しだけ突き上げると大泉山山頂だった。

大泉山山頂 滝沢さんのリボン

 山頂は頭上だけ木が開けているが周囲は樹林で展望皆無だった。西側は赤松林で松茸止め山だ。まあ、今の時期は関係ないけど。山頂標識は皆無であったが、なんと滝沢さんの赤リボンがぶら下がっていた。滝沢さんは小さな山は相当数登っているようだ。他には登山として登る人はいないだろうな。帰路は往路と同じ。尾根を行きすぎないよう注意して戻る。

 

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